シニア期のわんごはん
- Yuki
- 2016年6月15日
- 読了時間: 3分


ご要望が多いのが、シニアケア。
いつからが、シニアでしょう?
「何歳」よりもうちのこの様子から判断しましょう。
〇歳になったから、とシニアフードに切り替えるのは人間に当てはめたらおかしな話ではないでしょうか。
「運動能力」と「消化能力(代謝率)」の低下が見られたら少しずつ、ごはんに変化をつけていきましょう。
◇シニアになる前にできること◇
後肢から衰えが見られることが多いようです。
普段の生活の中でしないような「後退」する運動をしたり、ジャンプするドッグダンスのような運動、
坂の上り下りをするような運動を日々のお散歩コースに取り入れる。
介護シッターさんや、ドッグダンスの先生がおっしゃっていました。
食事では、いろいろな食材を食べられるようにしておくこと。
「何が好きか」を飼い主さんが知っておくことです。
嗅覚や味覚が衰え、今まで好きだったペットフードを食べなくなってから慌ててささみをゆでるよりも
「これだけは食べる」好きな食材を飼い主さんが知っておくこと。種類は多い方が良いです。
いつその日が来るかはわからないのです。
老齢になってもごはんをおいしく食べられることを一番に考えてあげたいです。
◇運動能力が落ちてきたな、と思ったら◇
それでも、「甘やかさないこと!」と先生はおっしゃってました。
寝たきりにさせない。少しの時間でも一緒に遊ぶ。仕事をさせる。
食事では、第一に太らせないこと。よほどの事情がない限り穀類芋類などの食事やおやつを避ける。
脂肪分も、成犬期より少なくしていきます。
◇消化能力も落ちてきたな、と思ったら◇
食事を残したり、便が軟らかくなってきたら脂肪を少なくします。
ここで注意する点は、たんぱく質を制限しないことです。老齢動物では成犬期よりも多くのたんぱく質を必要とします。シニアフードの恐ろしいところは、たんぱく質が不足してしまう点です。
脂肪は減らしても、たんぱく質は減らさない。
1回に食べさせる量を減らし、食事の回数を増やします。
◇ごはんに、ひと工夫◇
シニアに限りませんが、
ポイント1
消化が良いこと
フードの子は特に、消化酵素はマストアイテムです。
ポイント2
ごはんの温度。冷蔵庫から出したて冷え冷えよりも常温か人肌くらいに温めると香りが立ちます。
気候や体調に合わせて、温度も考えてみては。
ポイント3
老化を防止する食品を取り入れる。
「抗酸化力」のある食材は若い頃から日々の食事にたっぷり取り入れてほしいと思います。
・緑黄色野菜
βカロチン、ビタミンE、ビタミンCなどが豊富。基本は生食ですが、抗酸化力をUPしたいなら油いためなど加熱調理するのもお薦めです。
・カテキン、セサミン、グルタオチン、グルコサミンなどのフィトケミカルを活用しましょう。
・骨髄も重要な抗酸化物質を含む食品です。骨ごとミンチのお肉なども、消化の状態を見て食べさせます。
・コエンザイムQ10、カルニチンなどの栄養素もお薦め。良いサプリメントがあれば活用するとよいです。
ポイント4
少量で栄養豊富、消化吸収効率の良い食材を探そう
内臓類は筋肉にはないビタミンミネラルを豊富に含んでいます。
内臓なくして、手作りごはんの栄養バランスは維持できません。
そして、生卵は完全栄養食です。週に1~2回食べさせることをお薦めします。
野菜なら
スプラウトなど「スーパーフード」と呼ばれる食材
Comments